2020.12.08
産後の腰痛について
皆さん、こんにちは。
ととのえ整体ちの のブログです。
本日の担当は荒川です。
先日、赤ちゃんが生まれた友達からこんな悩みを聞かされました。
「お産のあとから腰が痛くてさ~。特に授乳中と抱っこひもでの抱っこが辛いんだよ~。」とのこと。
彼女曰く、「妊娠中も腰が痛かったけど、出産したら治ると思っていた。」
女性で出産経験がある方、妊娠~出産後に腰痛に悩まされた経験ありませんか?
妊娠、出産においてよく悩みの一つとして出るこの「腰痛」
なぜ妊婦さんや産後の女性は「腰痛」になりやすいのでしょうか。
実は妊娠中には、「リラキシン」という靭帯を緩める作用を持つホルモンが出ます。
そのことにより、骨盤周囲の靭帯が緩み、赤ちゃんが産道を通りやすくなります。
加えて、妊娠中期~後期は胎児の重さで、骨盤底筋や腹横筋、腹直筋といった腹筋群が引きのばされます。
この骨盤底筋や腹横筋は「インナーユニット構成筋」とよばれています。
インナーユニットは骨盤底筋、腹横筋、多裂筋(背骨につきます)、横隔膜で構成される身体の深層にある筋。
腹圧を高めて脊柱や骨盤の安定性に大きく関与します。
これら靭帯の弛緩やインナーユニットの破綻、そしてお腹が大きくなることによる反り腰姿勢によって、腰痛を引き起こすことになるんですね。
実は、産後もこの骨盤周囲の機能不全が回復しないまま腰痛を抱える女性も多いようです。
ある研究では、妊娠中に腰痛を患った患者の45%が産後1ヶ月にも、17%は3年以上も腰痛に悩まされていたとの報告もあります。
腰痛があると、家事動作にも影響がでますし、大好きなお子さんの抱っこも大変になってしまいますね。
では、そんな産後腰痛にはどのようにして対応するのがよいのでしょう?
①骨盤支持ベルトを使う
昔ではさらしを利用していましたが、最近では骨盤を支えるスリムなベルトも普及してきました。
ネットでも簡単に購入できます。
ただし、このベルトは装着時には腰痛を緩和することができますが、外してしまうと元に戻りやすいようです。
②鍼灸施術をうける
腰痛には鍼灸は抜群の効果が期待できます。
反り腰で張ってしまう筋肉を弛め循環をよくすることや、妊娠中むくみがちな足をすっきりさせて足腰のケアができます。
妊娠中は痛み止めなどお薬を飲めません。その点、鍼灸は安全に受けられる施術です。
③インナーユニットを鍛えなおす
根本の原因となる骨盤周囲の機能を改善させましょう。
当治療院はピラティスにも特化しています。
ピラティスは無理なく身体のコアを鍛えることができます。
特に、上記に挙げた「インナーユニット」を活性化するためには最適な運動です。
※当院の院長はピラティスが得意ですよ!
鍼灸とピラティス、両方からのアプローチで、腰痛のない快適生活を目指しませんか?
ピラティスが得意な院長のいる「ととのえ整体ちの」は、茅野市の宮川にあります。
訪問も承っていますので、ご自宅でゆっくり施術を受けたい方もぜひご連絡くださいね。
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