2021.06.23
施術後の体調について
皆様、こんにちは。
ととのえ整体ちののブログです。
本日の担当は荒川です。
さて本日は、施術後の体調についてちょっとお話していきたいと思います。
当施術所では、鍼や灸を使って施術をします。
初回のご利用者様に鍼や灸のお話をすると、
まれに
「昔、鍼や灸を受けたあと、体がだるくなってしまった」
「マッサージのもみ返しのようにしばらく重だるくなった」というお話を聞くことがあります。
なぜそのような症状が出るのでしょうか?
<原因と思われること>
①血行がよくなるため:
鍼灸をすると、軽い運動をした後と同等の血流になるといわれています。
そのため、ものすごく疲れている状態や疲れやすい疾患などをお持ちの方は術後にだるさが出る場合もあります。
②緊張しているところに刺激が入る:
鍼がはじめての方はやはり緊張しますよね。
体も自然と身構えてしまいます。
緊張している身体への刺激は、筋肉の防御的な収縮や不安によって、
通常のそれよりも強く体が反応してしまうことがあります。
③刺激が強い、合わない:
基本的に長い針や太い鍼は、細いものよりも体への刺激の信号が入りやすいです。
その信号が「大丈夫!好き!」という方もいますが、逆にその信号は強すぎる!と感じる体の人もいます。
体格が大きいから太いほうが効くのかというとそういうわけでもありません。
体の大きなスポーツ選手やお相撲さんでも細い鍼での刺激のほうが
体がリラックスしてパフォーマンスが発揮しやすいという場合もあります。
④いわゆる瞑眩(めんげん)反応:
東洋医学(特に漢方)では施術や内服のあとに、一時的に症状が悪化したり、
発熱・のぼせ・めまい・下痢・倦怠感などの症状がでることがあり、これを瞑眩反応と呼んでいます。
瞑眩反応が起きると、その後は体が逆にすっきりしたり症状改善が見られるため、
治癒過程の一種と捉えられています。
要因として、血流がよくなることで溜まっていた老廃物が一気に流れるため、
上記のような症状がでるといわれています。
<どうやって予防すればいいの?>
①施術についての説明を受ける:
当施術所では、比較的細い鍼を使用しています。
場所によってはやや太い鍼が必要となる場合もありますが、
初めて鍼灸を受ける方や体調に不安がある方には鍼灸の作用やその後の効果、
また体調を確認した上で、了承をいただいてから施術をします。
②施術後は休息をとる:
基本的に施術後のだるさや違和感は数時間で消失します。
一過性の眠気や倦怠感、ほてりなどはいわゆる「瞑眩反応」であることも多いので、
しっかり水分をとり、よく寝て身体を休めてくださいね。
もし、1週間以上も症状が続く場合は、鍼や灸以外の要因も考えられますので、
医療機関を受診することをお勧めしています。
③自分の体にあった鍼灸施術を探す:
鍼灸にはいろいろな施術方法があります。
局所の治療、全身の治療、針の太さや深さ、使う道具などなど。
また、施術所の雰囲気もそれぞれで異なりますよね。
自分に合った施術ってわからない!という方も多いと思います。
どんな施術をするのか、またどんなスタッフがいるのかなどは、
最近ですとホームページやインターネットの口コミで確認できることもあります。
わからないときは直接お電話して聞いてみるのもよいと思いますよ。
また、これらの症状は、必ずしも出るわけではありません。
体質やその日の体調によっても左右されます。
皆様に安心して鍼を受けていただけるよう、当院も丁寧な対応を心がけています。
不安や疑問がある場合はどうぞ遠慮なくご質問ください。
ととのえ整体ちのでは、鍼灸と整体で心と身体をととのえるお手伝いをしています。
施術所は茅野市宮川のあん訪問看護ステーションに併設しています。
訪問や保険鍼灸も対応しております。
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