2021.01.19
新型コロナウィルスに鍼灸は効く??
皆様こんにちは。
本日のブログ担当は荒川です。
年が明けて、ととのえ整体ちのがある茅野市も雪がふり、一気に寒さが増して冬本番です。
冬は気温も湿度も低下しやすく、インフルエンザや最近脅威となっている新型コロナウィルスのような呼吸器感染症が蔓延するリスクが高まりやすい季節と言われています。
<なぜ、気温が低くなると呼吸器感染症が流行るのか?>
一般的に呼吸器系のウイルス感染症は季節性の変動があるとされています。
1つはウィルス側の問題です。
冬季の乾燥と寒い気候は、ウイルスの状態を安定しやすくします。
特に乾燥は飛沫を拡散しやすくウィルスの伝播力を高めることが分かっています。
もう1つはヒト側の問題です。
乾燥に加えて気温が低くなると自然と水分摂取量が減り、気道を防御する機能が働きにくくなり、ウィルスが体内に入り込みやすくなります。
さらに、体温が1℃低下すると、人の免疫機能は30%低下するといわれています。気温の低下に伴い、体温が低下することで、体の防衛反応が十分働かなくなり、感染しやすくなります。
普段から、加湿と体を十分に温めることは、自己のもつ免疫機能を高めるためにとても重要です。
<東洋医学でコロナを防ぐ>
鍼灸の大きな特徴は、鍼や灸で体を刺激し「自己の持つ本来の免疫機能」を上手に賦活させることです。
2019年11月ごろから、中国で新型コロナウィルスが大流行し、徐々に日本にも広がってきました。
このとき、東洋医学を得意とする医師や鍼灸師が集まり、コロナウィルス感染症から体を守るための鍼灸と漢方の研究に取り組み始め、中国で一定の効果を得ることができました。
現在では、新型コロナウィルス感染症の予防~感染者の治療について、鍼灸や漢方を用いた治療法が発表されています。
<ポイントは「肺」「脾」を整える>
新型コロナウィルスに対する鍼灸介入のポイントは、「肺」と「脾」の機能を高めることです。
東洋医学で「肺」は鼻~気道、肺など呼吸器系と皮膚系(粘膜も含みます)のことを言います。
また、「脾」は胃腸を含めた消化器の機能全般を指します。
つまり、ウィルスの侵入しやすい呼吸器を強くすること、そしてウィルスに対抗する力をつけるために胃腸を整えしっかり栄養を取れる体づくりをしていくことが大事ということです。
<セルフケアで「肺」「脾」を整える>
鍼灸ではどんな風に新型コロナに対する体づくりをしていくの??
……と、気になる方にお知らせです。
1月30日(土)11:00~12:00にオンライン(Zoom)でセルフケアお灸茶会を開催します。
お灸で体を温めることは免疫機能アップに直結します。
また、今回は肺・脾を整えるツボもご紹介します。
さらに、今回ご提供する薬膳茶には、脾や肺を補う効能のある食材が使われています。
これから冬本番。身体の外と内からしっかり冬の感染症対策をしませんか?
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